体験記25【2章 前世からの約束】~ 前世物語・前世で交わされた再会の約束

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ツインソウル体験記
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それは、コトノオにとっては、今世の一つ前の前世での出来事でした。時はおそらく明治時代。日本のどこかの小さな町で暮らしている、膝丈の長さの赤い着物を着た女の子。その少女が、コトノオの前世の姿です。

 

少女は、祖母と二人きりで暮らしていました。母親は厳格な祖母に反発し、生まれたばかりの彼女を置いて家を出て行ってしまい、それきり戻ることがありませんでした。

祖母は、いつも眉間にしわを寄せ険しい表情をしていました。素足で屋根裏から続く細い階段を降りてくると、祖母の様子を伺う少女。祖母の眉間のしわに刻まれた悔恨が、彼女の小さな胸に重苦しくのしかかります。

小さな少女は、そんな祖母の後ろ姿を眺めながら、着物の裾を小さな手できゅっと握りしめ、悲しみに一人耐えるしかありませんでした。父親の顔も、母親の顔も知らない彼女には、家の中で自分を守ってくれる人が、誰一人いなかったからです。

 

けれども、そんな彼女が唯一心を開き、穏やかな気持ちになれる相手がいました。それは、近所に住む、一つか二つ年上の幼馴染の少年。

彼女は、家の中にいるのが嫌いで、幼馴染の少年に会うために、祖母の目を盗んでは、外に出かけて行きました。体をきゅっと緊張させて、物音を立てずに玄関を出ると、ふうっと大きな息を一つ吐いて、家の裏にある黒い壁の蔵にまっすぐに駆けていきます。そこでいつも、幼馴染の少年が待っていてくれるからです。

 

この少年こそが、コトノオのツインソウルである現在の夫の前世の姿です。

 

 

体験記26につづく

体験記26【2章 前世からの約束】~ 前世物語・寂しさを埋めてくれる存在
今回の物語は『前世で交わされた再会の約束』の続き(その2)です。 その1 蔵の前で、いつものように待っていてくれる少年の姿を見ると、心の緊張がゆるみ、自然と笑みがこぼれました。そんな彼女の...

 


 

この体験記は1章〜7章、全58,000文字で構成されています。

HPでは3章くらいまで順次公開予定ですが、お先に読み進めたい方、最終章まで読みたい方は、noteにてご購入いただけます。

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Twin Soul Story ~統合までの軌跡~

 

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