「幸せを感じきる力」についての説明の続きです。


幸せを感じきるための条件3 – 他者との依存関係になく自立している
多くの人は、多かれ少なかれ母親との依存関係にあります。他の動物と比べて未熟な状態で生まれる人間の赤ちゃんは、生きていくためにはどうしても母親との繋がりが深くなり、依存する必要があるからです。けれど、いつまでも母親と繋がり依存関係にあっては、自分の人生を歩んでいくことができません。
そのため成長とともに母親から自立し、自分の人生を生きるようになっています。反抗期なども、自立のための成長段階です。しかし現代、幼少期の母親との関係においてできたトラウマを抱えたまま、大人になった女性が多いと感じています。
物事を自分で判断しているつもりが、実は母親のために選択した行動であったり、母親の価値観を無意識に踏襲しているということがたやすく起きます。母親との間にあるトラウマ を忘れていても、無自覚に母親の価値観に左右され続けてしまうのです。
母親との依存関係を断ち切れずにいると、人生における様々な場面で自分の判断が他者により左右されてしまいます。例えば「〇〇したいけれど、あの人に迷惑をかけるからやめておこう」とか「あの人みたいになりたいから、同じように〇〇してみよう」など、他者の存在ありきで自分の行動を選択している状態です。このような状態を「他人軸」と呼びます。
他人軸で生きて、常に他者の価値観に左右されたり、誰かに愛されるために物事を判断している段階では、自分の幸せではなく他の誰かの幸せのために生きることになってしまいます。幸せを感じきるためには、まず他人軸で生きることの原因となっている、母親とのトラウマを解消し、依存関係を断ち切ることが大切です。次に母親との依存関係になく、他人軸を手放すことができるようになること。このステップを終えると、自分の人生の舵取りを親や他人の手ではなく、自分自身で行える自立した状態=「自分軸で生きる」ことができるようになります。
自分軸で生きられるようになると、やっと自分にとっての本当の幸せを感じることができるのです。
この母親との依存関係からの自立という課題は、ツインソウルと出会う人生、出会わない人生にかかわらず、人間として生を受けるたびに繰り返し取り組むことになります。
体験記19につづく

この体験記は1章〜7章、全58,000文字で構成されています。
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