今回の物語は『前世物語・ツインソウルと魂が一つだった最後の人生』の続き(その3)です。
その1

その2

病気とは縁がなく、老衰により死を迎えたその日。肉体を離れた彼の魂は、身寄りのない自分を泣きながら看取ってくれた少年の姿を見ながら、天に還っていきました。
彼の魂は、中間生と呼ばれる、人生を終えたあとに訪れる、次の人生までの中継地点に向かっていきます。
中間生に到着すると、目の前にまぶしい光を放つ三つの玉が、彼の魂を待っていました。三つの光の玉は、彼の魂に向かって、力強く言い放ちました。
「もっと学ばねばならぬ、もっと学ばねばならぬ、もっと学ばねばならぬ」
光の玉たちが、そう言い終わると同時に、瞬く間に彼の魂は二つに割られ、コトノオの魂とツインソウルの魂は、別々の場所に飛んでいきました。
コトノオとツインソウルの魂の課題に取り組む旅のはじまりです。魂が一つのままでは、無敵すぎて、苦も感じなければ、喜びも感じられません。ただ、淡々と日々をこなすように生きているのでは、魂としての成長もありません。
半分に欠けた魂で生きることで、完璧な魂のときにはわからなかった、寂しさや恐怖などの痛みを経験することができます。そして、痛みを乗り越えることで、喜びや幸せを知ることができるのです。
魂が二つに分かれた今、あなたの魂の半分は、あなたの知らないところで、あなたではできない経験をし、魂の成長を遂げてくれています。
この物語では、コトノオとツインソウルの魂が一つだったころの二つの前世を紹介しましたが、エーゲ海での男性兵士の性質はコトノオの魂に、そして、ギリシャでの学者の性質はパートナーであるツインソウルの魂に色濃く受け継がれています。
体験記15につづく

この体験記は1章〜7章、全58,000文字で構成されています。
HPでは3章くらいまで順次公開予定ですが、お先に読み進めたい方、最終章まで読みたい方は、noteにてご購入いただけます。
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