体験記11【2章 前世からの約束】~ 前世物語・「人間として生きる」ということ

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ツインソウル体験記
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今回の物語は『前世物語・魂の旅の起点』の続き(その3)です。

その1

体験記9【2章 前世からの約束】~ 前世物語・魂の旅の起点
前回までの話はこちら これはまだ、コトノオと彼女のツインソウルが、一つの体で暮らしていたころの物語。 時は紀元前。エーゲ海沿岸の小国で権力のある父親のもと、その少年は生まれました。彼にもまた、魂が...

その2

体験記10【2章 前世からの約束】~ 前世物語・血が沸き立ち駆け巡るような情熱との出会い
今回の物語は『前世物語・魂の旅の起点』の続き(その2)です。 感情が高ぶることがなく、思考が感情に左右されない彼の頭脳は、戦いに大いに役立ちました。戦は、彼の持て余していた「無敵感」を存分に発揮...

 


 

「あれは、なんだ?」

 

それまで、人生にこれほどまで力強く訴えてくる何かがあっただろうか。何かが彼の胸を力強く貫き、息をのむほどでした。

彼女の情熱が矢のように彼に向かい、突き刺さります。彼女を見ていた数十秒のあいだに、彼の体中の毛穴が開き、これまでに感じたことのないエネルギーが魂の奥から湧き上がってくるのを感じていました。それは、あまりにも熱く、身動きがとれないほどでした。

 

人の流れに押されて彼女は準備された船に入っていきました。彼女の姿が見えなくなると、彼の体の中に感じられたエネルギーは消え去り、再びいつもの冷静な彼に戻りました。

 

この捕虜の女性との出来事は、豊かさ、名誉、地位を当たり前のようにもたらした彼の貫徹した冷静さを、人生においてただ一度だけ揺るがした出来事でした。

そして、彼は、亡くなるまで彼女のあの目を忘れることはありませんでした。

彼女の瞳の奥から感じたものは、愛や恋などではありません。それは“熱”でした。

 

この出来事は、彼女との熱のやり取りでした。熱に浮かされた幻のような数十秒は、今までの人生において感じられることのなかった熱を、彼が生まれて初めて感じた瞬間でした。それはまるで、どんな雨風にも微動だにしなかった静かな湖面が、突然落ちてきた一滴のしずくにより、波立ち、その波紋が拡がっていくようでした。

この熱が、彼の人生を生きたものにしたのです。だけど彼は生涯、熱の正体について知ることはありませんでした。彼の魂が地球に転がり出て、初めて感じた「人間として生きる」ということ。彼の人生で熱を感じたこの出来事が、その後のコトノオの魂の旅の起点となります。

 

そして、もう一つ。このエーゲ海での戦いが彼の魂にとって大事な要素を持っていました。

それは、平和な期間と、戦いの期間を繰り返しながら、自分が守るべきものを理解していったことです。国の女性たち、そして女性たちが育てる子供。「これらを、守っているんだ」と、経験のなかで体得したことは、男性という性として生きる芽吹きでした。

 

体験記12につづく

体験記12【2章 前世からの約束】~ 前世物語・ツインソウルと魂が一つだった最後の人生
前回までの話はこちら 前世物語・ツインソウルと魂が一つだった最後の人生 舞台は紀元前のギリシャ。そこに一人の少年が暮らしていました。白い布を身にまとい、足元ははだしに茶色い革のサンダルを履いています。明るい茶色の髪の毛は、少しカ...

 


 

この体験記は1章〜7章、全58,000文字で構成されています。

HPでは3章くらいまで順次公開予定ですが、お先に読み進めたい方、最終章まで読みたい方は、noteにてご購入いただけます。

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Twin Soul Story|note
Twin Soul Story ~統合までの軌跡~

 

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